広島西川龍馬外野手(28)が14日、異なるリーグに飛び込む挑戦心から国内FA権を行使した。マツダスタジアムで取材に応じ、素直な胸の内を明かした。
「パの野球に興味があった。野球人生は短い。ここから良くなるのか、悪くなるのかは自分次第でもあるので、環境を変えてまた新たな自分探しをできたら」
プロ入りから8年ともに戦った広島への愛着は強い。現役時代もともに戦った新井監督の下でプレーする喜びを感じた。それでも「メジャーっぽいというか、真っすぐでどんどん勝負してくるイメージ。僕の野球が通用するのかと興味があった」。広島では3連覇にも貢献し、今季は4番としても46試合に出場した。通算2970打席で通算打率2割9分9厘。チームの中心選手となったものの、力と力の勝負の色が濃いパ・リーグで戦う意欲を消せなかった。
西川獲得には地元大阪を本拠地に置くオリックスやソフトバンクなどが興味を示しているといわれる。「(移籍先は)フラットに見ている。プレースタイルを加味した中でどこに入るのがベストか考えて決めたい」。契約年数や年俸よりも、闘争心を駆りたてられる新天地を求めている。【前原淳】
○…鈴木球団本部長は西川龍馬の決断を尊重した。「葛藤の中で決めたことなので、あと我々ができることは“頑張れよ”と言うしかない」。希望するパ球団との交渉が破談となれば、残留の可能性もあるが「(オファーは)あるだろう。それだけ能力を持った選手」と退団を覚悟した。西川から直接報告を受けた新井監督も「本人が悔いのないように出した結果なので応援したい。寂しい思いもあるが、あいつとの思い出は俺の中にある」。現役時代もともにプレーした後輩の新天地での活躍を願った。



