V4へ投打の助っ人補強に出る。オリックスが韓国プロ野球・NCダイノスのエリック・フェッド投手(30)の獲得調査を行っていることが27日、分かった。大リーグ・ナショナルズ時代の21年に7勝を挙げた身長193センチ、体重92キロの大型右腕。今季からNCダイノスに移籍し、韓国1年目で球団初の20勝をマークした。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の3冠に輝く活躍で、韓国プロ野球を代表する投手となった。

オリックスはポスティングシステムを使って大リーグに挑戦する山本、国内FA権を行使して日本ハムに移籍する山崎福と、今年の先発ローテーションを守った2人の投手がチームを去る。16勝の山本、11勝の山崎福が抜けるのは大きな痛手で、リーグ4連覇へ向けて、先発候補の補強は急務の課題。韓国の絶対的右腕に白羽の矢を立てた。

1発を秘めた長打力のある助っ人外国人の獲得も目指し、エンゼルスのトレー・キャベージ外野手(26)の調査を進めているとみられる。マイナー通算96本塁打で今季も3Aで30本塁打、89打点、打率3割6厘をマークしたキャベッジは、今季メジャーに初昇格した新星だ。188センチ、92キロ。恵まれた体格を生かし、左打席から繰り出すパワーあふれる打撃が持ち味だ。

一方で、今季オリックスで2年目を迎えたジェイコブ・ワゲスパック投手(30)は退団の可能性が高まった。来日1年目のシーズンを終えたマーウィン・ゴンザレス内野手(34)とは残留に向けて交渉中だ。

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