今季最多安打を獲得した阪神中野拓夢内野手(27)が、来季の首位打者獲得を目標に掲げた。都内でNPBアワードに出席。「最多安打だけでなく、首位打者を意識していきたい。今年3割打てなかったので、来年はなんとか3割に乗せて、なおかつ首位打者を取れるようにやっていきたい」と意気込みを明かした。164安打で打率は2割8分5厘。来季はさらなる高みを求める。

今季は3月のWBCで侍ジャパンメンバーに選出され、世界の頂点に立った。シーズンでも開幕戦から143試合フルイニング出場を果たし、18年ぶりのリーグ制覇に貢献。ポストシーズンも快音を響かせ続け、38年ぶりの日本一に貢献した。

タイトルは21年新人時代の盗塁王に続く2個目。「チームが勝つことだけを考えてやってきた結果。タイトルを取った選手という風に見られるので、気が引き締まる」。虎の安打製造機が貪欲に飛躍を期す。

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