オリックスから戦力外通告を受け、DeNAへの入団が決定した中川颯投手(25)が29日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。

中川は横浜市戸塚区の出身。神奈川・桐光学園から立大を経て20年ドラフト4位でオリックスへ入団したアンダースロー右腕。1軍での登板は、21年の日本ハム戦1試合のみだった。今季のウエスタン・リーグでは21試合に登板し、防御率1・38と好成績を残していた。10月5日に戦力外通告を受け、翌11月17日にはDeNAが獲得を発表していた。

入団会見では「ベイスターズのユニホームを着て野球をすることが幼い頃からの夢だった。連絡をもらったときには心の底からうれしかった」と笑顔だった。貴重なサブマリンとして「変則投手は変化球で交わすイメージだが、真っすぐの強さを武器にしたい」と意気込んだ。背番号は「53」に決まった。

会見に同席した萩原龍大チーム統括本部長(46)は「ウチにいないタイプ。先発もリリーフも経験していて、いろいろな期待に応えてくれると思う」と期待を込めた。

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