阪神今岡真訪打撃コーチ(49)が2日、兵庫県姫路市のウインク球場で、JA兵庫西組合長杯・学童軟式野球大会の野球教室に参加した。16チーム、約400人の子供たちに身ぶり手ぶりの熱血指導ぶり。「目がキラキラしていて、ぼく自身も原点に戻った気持ちになりました」。

岡田監督の現場復帰に伴い、打撃コーチに就任した。指導歴は、ロッテで兼任コーチ、打撃守備、前回の阪神では2軍打撃兼野手総合、井口監督のロッテで2軍監督、1軍ヘッドを務めた。指導者で古巣に戻ったのは6年ぶりだった。

「監督と接していて、嗅覚というか、選手との接し方、ふるまい、距離感は絶妙でした。ぼくも空気が変わると、チームが変わると思っているので、学ぶことの多いシーズンでした」

盛況だった野球教室に福本博之大会会長(JA兵庫西代表理事組合長)も「阪神が優勝したことでさらに盛り上がった。今後の地域活性につながってほしい」と語った。【寺尾博和】