虎党キッズも森下フィーバー! 阪神森下翔太外野手(23)らプロ1年目を終えた6選手が5日、兵庫・尼崎市の尼崎市立園和北小学校に「ゲストティーチャー」として訪問し、約90人の児童と触れ合った。球団38年ぶりの日本一に貢献した森下を目の前に大興奮。「森下コール」が起こり、号泣する児童もいるなど、大フィーバーで幕を閉じた。野球人口は年々、減少傾向だが、1人でも多くするため、来季の活躍を誓った。

   ◇   ◇   ◇

阪神森下の知名度はバツグンだった。休み時間になると、児童たちは「え! 森下くるん!?」と興奮状態。授業に参加した子どもたちも「森下!! 森下!!」とコールが鳴りやまなかった。虎党の生徒は号泣。森下が優しくハグをする神対応を見せるなど、かけがえのない一生の思い出となった。予想外のお祭り騒ぎ。背番号1も驚きを隠せなかった。

「ここまで知ってるというか、喜んでくれると思っていなかった。楽しかったし、パワーをもらった。もっと活躍して、自分がパワーを与えられるような存在になりたい」

小学3年生の約90人が小学校体育授業試合事業「ゲストティーチャー」に参加。ゴムボールを使いながらキャッチボールなどでふれあった。終盤は森下が金属バットを使い、打撃を披露。子どもたちも「キャー!!」「すげー!!」「うわぁ~」と声を上げていた。

21年に1年目で24本塁打を放った佐藤輝は同イベントに参加した時、子どもから「お前、誰やねん」と地元で洗礼を浴びていた。一方、日本シリーズで3番打者として座った背番号1。新人の日本シリーズ歴代最多打点となる通算7打点をマークするなど大きく貢献した。日本一効果? でキッズの知名度も高く「優勝できたからこそだと思う」と肌で実感していた。

同小学校の守屋貴哉教頭は「コロナ禍で体力不足が懸念される中、プロ野球選手を見て運動にもっと興味を持って欲しい」と口にした。年々、減少傾向にある野球人口。1人でも多く野球で夢を届ける立場として、本人も自覚している。

「(人口を)増やしていきたい。野球を好きでいてくれるのも大切。野球やらなくても、好きになってくれれば。野球だけでなく、日本のために何かの役に立ちたいですし、頑張りたいです」

来季もアレンパに貢献し、夢や希望を与えるスター選手となる。【三宅ひとみ】

▽阪神茨木 みんな背番号を見て「48歳」とか「40歳」とか言われていました

▽阪神井坪 スピードをつけたい。最低10(盗塁)から上は狙いたい。足がないと勝負できないと思った

▽阪神戸井 (オフは)体重を増やしたい。餅をめちゃくちゃ食べています。夜は4個とか5個ぐらい。間食も全部餅にしています