東京6大学野球連盟は18日、都内で連盟公式行事として就職セミナーを開催。明大・宗山塁内野手(3年=広陵)、法大・篠木健太郎投手(3年=再登録は23日以降。木更津総合)ら野球部員、応援部員の2、3年生、約155人が参加した。

19社の企業が参加し、16社が3分ずつPRタイムで会社説明を行った後、各ブースで30分ずつの個別説明を行った。

来年のドラフト上位候補に挙がる宗山も「同級生も就職活動をしている人がいるので、こういうことをやっているんだな、とよく分かった。野球の世界も厳しいけど、一般企業もいろいろあって厳しそうだな、と思いました」と、PRタイムから熱心に耳を傾けた。来年はいよいよ学生野球、最後の年を迎える。もしプロ野球の道に進んだとしても、セカンドキャリアも頭に入れていく。「その後の人生もあるので、いろいろな世界があるというのを知るだけでもいい経験でした」と、表情を引き締めた。

この就職セミナーは今年で10回目となる。各業界や働き方に関する説明を行い、今後の就活や社会生活への意識を高めることを目的としている。実際の企業、社会人の話を聞き、業界や企業への理解を深め、自立する一歩を踏み出す機会として、連盟が部員の卒業後の支援にも取り組んでいる。