現役ドラフトで楽天から広島に移籍した内間拓馬投手(25)が20日、マツダスタジアムで入団会見に臨んだ。「また新しいスタートを切るので、緊張するところもあるんですけど、すごく楽しみにしてこの日を待っていました。僕の魅力としては、とにかく真っすぐ。(球団は)僕の武器をしっかり理解してくださっているので、自信を持って来年しっかり投げたいと思いました」。最速155キロの直球を武器に、広島投手陣の1軍争いに割って入る。

内間は20年に亜大からドラフト4位で楽天入り。1年目の21年は11試合に登板も、21年は1試合の登板に終わり、今年は1軍登板がなかった。昨季までは中継ぎも、今季は2軍で出場17試合中、9試合に先発して3勝0敗、防御率3・88だった。マツダスタジアムでは21年6月4日に登板しており「すごく投げやすいなというのが一番の印象です」とうなずく。

広島への移籍決定後には、亜大で同期だった矢野と連絡を取り、歓迎された。同学年の選手が多く、選手やスタッフに亜大OBも多い環境は、内間にとってプラスだろう。「矢野がいるのももちろんですし、森下さんや宇草さんは大学の代表で一緒にプレーしたので、心強いところではあります」。環境の大きな変化が、潜在能力を発揮させるきっかけとなる可能性もある。来年1月には沖縄で亜大の先輩DeNA山崎と自主トレを行うなど、新天地で迎えるシーズンに備える。

【関連記事】広島ニュース一覧