日本ハムが今秋ドラフトで明大・宗山塁内野手(3年=広陵)を1位入札の有力候補としていることが31日、分かった。遊撃手が1位指名候補かと問われた吉村チーム統轄本部長は「それはかなり確度が高いんじゃないかな。それはもう球団内ではっていう…うん。(1位入札したら)抽選だろうね」と答えた。

宗山は遊撃守備のレベルは現時点でもプロレベルとされ、打撃センスにも定評がある競合必至の逸材。近年は固定できていないポジションの即戦力候補でもあり、その年のNO・1選手を指名するというチーム方針にも合致する。

抽選となっても、くじ引き役に困ることはなさそうだ。1日付で前侍ジャパン監督の栗山英樹氏(62)がチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に就任。編成面で“GMより上位概念”という立場となった。アマチュア選手の視察も行うだけに、当たりくじを引くイメージをしながら宗山の動向をチェックすることになりそうだ。