阪神の桐敷拓馬(24)が新年の誓いを立てた。昨年12月22日に「日本一」の称号をひっさげて、母校の新潟医療福祉大を訪れた。岡田彰布監督(66)から「スペードのエース」と評された左腕はリーグ優勝、日本一に、初の侍ジャパンも経験した。「勝負の3年目」と位置づける24年シーズンに向け、抱負を語った。【聞き手・大島享也】
-日本一となった23年を振り返ると
「前半戦は初勝利こそ挙げられたけど、チームに貢献出来たかと言われれば、そうでもない。でも、フレッシュ球宴(7月18日)から岡田監督が中継ぎで1軍に上げてくれて、リーグ優勝、日本一を経験出来た。11月には侍ジャパンにも選んでいただいて想像もしていなかった後半戦だった」
-後半戦は好調だった
「自分の『間』で投げることは意識していた。先発をずっとしていた中で、投げ急いでいた部分があって。そこを修正して自分の間で投げるようにはした」
-印象的な試合は
「たくさんあるけど、やっぱ日本シリーズの最終戦(9回裏に登板)。軽くは準備していたけど、8回が終わって岩崎さんが行くと思っていて、まさか自分が投げるとは想像していなかった。『え、自分ですか』って聞いちゃったすね(笑い)。びっくりしたし、結構緊張した」
-大学時代には完全試合を達成。「先発桐敷」を見たい声もある
「特にこだわりはない。任された場面を全力で投げる思い。でも、中継ぎで結果を残せたのは自信にもなったし、また、優勝するためにもチームに貢献したい思いが強い」
-現役ドラフトで同じ大学卒の漆原大晟投手(27)の阪神入団が決まった
「大学時代は1年間だけでしたけど、また一緒に戦えるのはうれしい。ちょっと不思議な感覚はありますけど、連覇に向けて一緒に頑張りたい」
-年俸も3300万と約3倍に(金額は推定)
「使い道はまだ決めてないっすね。でも親に何か買ってあげたり、自分にご褒美ぐらいは買おうかなとは思っている」
-24年の目標は
「中継ぎだったら50試合登板が評価されるところだと思うので、そこも目標に。あと(23年は)1年間ちゃんと出来なかったので、1年間戦い抜くこと。1軍で生き残って、結果を出す」
◆桐敷拓馬(きりしき・たくま)1999年(平11)6月20日生まれ、埼玉県鴻巣市出身。埼玉・本庄東高では甲子園出場なし。新潟医療福祉大4年秋の関甲新学生リーグ、平成国際大戦(21年10月16日)で同リーグ初の完全試合を達成。リーグ新の19三振も記録。21年ドラフト3位で阪神入団。23年5月26日の巨人戦でプロ初勝利。23年は27試合2勝0敗、14ホールド、防御率1・79。179センチ、90キロ。左投げ左打ち。



