中日ドラフト2位、津田啓史内野手(21=三菱重工East)が「村神様」との再会をモチベーションにした。中日の新人合同自主トレは10日もナゴヤ球場で挙行。津田らも気温10度に満たない寒空の下、体を動かした。

中日の今季開幕戦は3月29日ヤクルト戦(神宮)。開幕1軍遊撃スタメン取りを目標に掲げる津田は、熊本・長嶺中の3学年上の大先輩ヤクルト村上との再会を待ち臨んだ。

「遠い存在でしたけど、僕も頑張ろうと刺激には勝手ながら思ってました。同じ舞台でプレーできるということはほんとにうれしいこと。まずは実力をつけて、同じフィールドで対戦できるようにできたらな」

中学時代の陸上部では村上の弟が後輩で、プロ入り前の村上から連絡先を交換してもらっていた。昨年10月のドラフト会議後には、村上から「おめでとう。グラウンドでまた会おうね」と祝福LINE(ライン)が届いた。トリプルスリーを目指す津田は、令和の3冠王の言葉に感激した。

新人合同自主トレはキャンプイン直前の29日まで行われる。「まずは開幕からフル回転でいけるように、走攻守全てでアピールしないとスタメンは無理。1軍にいなければ(再会は)かなわない」。社会人時代を含め神宮球場での試合では全て安打をマークしたという。即戦力新人野手は、相性抜群の開幕戦会場での先輩との対戦を待ち臨んだ。【伊東大介】

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