楽天ドラフト5位の松田啄磨投手(21=大産大)が11日、初ブルペンで伸びのある直球を披露した。楽天モバイルパーク室内練習場で行われた新人合同自主トレで、昨年12月31日以来のブルペン投球。7割ぐらいの力で捕手を立たせて16球を投じた。「ちょっと緊張もあったんですけど、いい感じにバランスよく投げれたかなと思ってます」とうなずいた。

プロ特有の硬いマウンドに苦戦し、時折制球が乱れたが「しっかり適応していくというか、自分の形を合わせていくっていうふうに投げてました」。視察した永井怜1軍投手コーチ(39)からは「じっくりやってくれ」と声をかけられたといい、新人合同自主トレから離脱することなく、自分のペースで調整していく。

今江敏晃監督(40)は松田とドラフト1位の古謝樹投手(22=桐蔭横浜大)の大卒投手2人の1軍キャンプスタートを示唆している。松田にとって古謝は友であり、ライバルのような存在。「右と左でタイプも違うんですけど、やっぱり同じ大卒として順位は違うんですけど、スタートラインは同じだと思うんで、その辺は負けないようにやりたい」。2人で切磋琢磨(せっさたくま)して投手層を厚くする。【山田愛斗】

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