想像の力は無限大-。ヤクルト山田哲人内野手が、イメトレで新たな自分を創造する。11日、毎年恒例の愛媛・松山の坊っちゃんスタジアムで自主トレを公開。「キャリアハイ、それぐらいの気持ちでいます」と今季への強い思いを口にした。高みを超えれば、残り19本に迫った池山2軍監督の球団本塁打記録の304本も見えてくる。こだわりはないとしながらも「クリアしないと、いい数字っていうか、今年1年の数字としては良くないと思う」とイメージを膨らませた。

過去3度のトリプルスリーを達成も、昨季は故障などで105試合で打率2割3分1厘、14本塁打。本来の輝きを放つため、寝ても覚めても野球脳。「イメージトレーニングとかもしてましたし、してたというかそういうのが習慣づいている」。エレベーターの中でもスイングをするほど。「職業病だと思います」と下地を描き続ける。

夢は広がる。「一番取りたいタイトルと言ってもおかしくないっていうか、僕の中では一番の目標」とゴールデングラブ賞の初受賞へ思いは強い。昨季は同じWBC日本代表の阪神中野が二塁手部門で受賞。「僕も負けてられないなとは思います」。想像の先に創造が待つ。【栗田尚樹】

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