広島が12日、マツダスタジアム内でスカウト会議を行った。今秋ドラフトの指名候補となる248人を確認し、1位候補となる関大・金丸夢斗投手(3年)、明大・宗山塁内野手(3年)、大商大・渡部聖弥外野手(3年)の映像をチェックした。

白武佳久スカウト部長(63)は他球団も1位指名候補に挙げる宗山を「守備や肩、動きが1軍レベルなのは分かっている。どこも欲しいと思う。“ドラ1”は間違いないだろう」と高く評価する。23歳の小園が遊撃のレギュラーに定着しているが、二塁を含めたセンターラインは広島の補強ポイント。地元広陵出身選手でもある。

同じく広陵出身の渡部も「外野の右が少ない。いいパンチ力をしている。上位に入ってくるだろう」と評価。投手でただ1人、映像で確認した金丸についても「コントロールが良く、出し入れができる。抜けるような球がない」と完成度の高さを評価する。