日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)による保留制度検討委員会が29日、都内で行われた。

選手会は「ゼロベース」から新たな制度づくりを提案しており、保留制度の意味から話し合った。西武からソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手(32)の人的補償が急展開。選手会は従来、補償撤廃を求めているが、NPB側は補強として補償が必要との立場を説明した。

また、選手会の森忠仁事務局長はロッテ佐々木朗希投手(22)が昨春キャンプ前に選手会を脱会したことを明かした。「率直に、情けないし寂しい。FAも、みんなで団結して勝ち取ってきたもの。それを佐々木君も(選手会を)やめても使える。そういう選手が出てこないよう変えていかないと」と話した。