やられたら、やり返す、ひっくり返すだけだ。ヤクルトは30日、新スローガン「ヤり返せ!」を発表した。高津監督は「シンプルでこれが素直な気持ち」。10個程の候補から選び、字体も4個程度から決めた。昨季は球団史上初のリーグ3連覇を逃し、3年ぶりのBクラスの5位。「悔しいですよ、悔しかったです。やっぱり、やり返したい」と思いを込めた。

燕が虎を食う。「タイガースと30ゲーム近い差があったわけで、それはもうそのままの差になってるのかなと思います」。リーグ優勝の阪神は85勝53敗(5分け)、ヤクルトは57勝83敗(3分け)。「勝ちと負けをひっくり返すくらいじゃないとトップには立てないと思っています」。明確な目標は定まっている。

秘策も用意している。前楽天の西川が加入したことで、外野手争いは激化。高津監督は新たなバリエーションについて「あります。あります。(内外野)両守備コーチにも伝えていますし、いろいろ試してみたい。それがうまくいくかどうかは別として、失敗すれば元に戻せばいい」。さまざまなプランを頭に思い描く。「ちょっと今は言えない。楽しみにしておいて下さい」と笑った。セ界を驚かせるその日まで、手の内は明かさない。【栗田尚樹】

【関連記事】ヤクルトニュース一覧