阪神佐藤輝明内野手(24)が1日、春季キャンプ初日から三塁の特守を行った。
午前にシートノック、午後には個別での守備練習を終えた後だった。沖縄・宜野座のサブグラウンドで約40分間、馬場内野守備走塁コーチのノックを受け続けた。後方からは平田ヘッドコーチにゲキを飛ばされ、やり切った。膝に手をついて、苦しそうな表情の場面もあったが、「テル、がんばれー!」と見守った約100人のファンからの声援も受け、完走した。
馬場コーチは佐藤輝について「今年はちょっと詰めて特守やる気ではいます。最低今日くらいはやっていきたい」とこの日が最低ラインだと強調。三塁線にも強い打球を浴びせ、「苦手なところ。スライディングは良くないよと伝えているので、なるべく足を使って」と下半身を使わせて打球処理を行った。動きに関しては「まだまだでしょ」と今後さらにレベルアップを促す。
佐藤輝は昨季の、三塁手でリーグワースト2位の20失策。岡田監督はじめ首脳陣は、今キャンプでの守備強化を課題の1つとしていた。