阪神OBの鳥谷敬氏(42=日刊スポーツ評論家)が5日、沖縄・南風原町の沖縄県立南部医療センター・こども医療センターを岡留英貴投手(24)、森下翔太外野手(23)、門別啓人投手(19)、茨木秀俊投手(19)、富田蓮投手(22)、野口恭佑外野手(23)、総合格闘家の平良達郎(24)とともに訪問した。

鳥谷氏が同病院を訪問するのは06年から始まり、今年で16回目。21年に現役を引退し、22年からは阪神の選手とともに訪問を行っている。「今までで一番人も多くて、チームが勝つことがこういうところでも影響してくるんだなと感じました」と38年ぶり日本一の効果を実感。

この日は約200人が集まり、約300点の球団グッズと寄せ書きサイン色紙50枚が贈呈された。子どもたちと質問コーナーやキャッチボール、ハイタッチで約1時間交流した。「自分も子どもがいますし、子どもたちに少しでも、何かパワーをあげられたらっていう思いは常に持ってます。それは現役だろうが、なかろうが一緒だと思ってますので、ずっと続けていきたいなと思います」。また、現役選手へ「少しでも、何かを感じてもらえたら」と伝えた。

初参加の森下は「すごく貴重な体験ができた。ここで終わらせずに、また違う場所でもこういう活動ができたら」と語った。

鳥谷氏は明日6日から8日までの3日間、沖縄・宜野座で行われている春季キャンプに2年連続で臨時コーチを務める。