野茂直伝フォークで高卒2年目右腕が開花だ。ロッテ田中晴也投手(19)が7日、カウントは数えない5球交代のライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板した。打者4人に対し20球を投げ、ボールは4球のみ。安打性2本に抑えて1奪三振と力強さも見せた。キャンプ初の実戦登板に「ストレートをメインにして投げたんですけど、そういった中ではすごく納得の20球だった」とうなずいた。

ライブBPの後はブルペンでも投げ込んだ。石垣キャンプ訪問中の日米通算201勝を挙げた野茂氏からフォークの握り方など教わった。「短い時間でも、自分にとってはすごい成長できる時間だった」とこの機会を成長の糧にする。

4日にキャンプ地を視察した侍ジャパン井端監督も気になる選手として名前を挙げ「次世代で入ってほしいな、入ってこれるんじゃないかなと思う」と期待される。

野茂直伝フォークで存在感を示すつもりだ。「これから実戦形式が増えてくるので、結果という形でしっかりとアピールできるようにやっていきたい」。昨年は1軍登板がなかったが、今年は飛躍する。【星夏穂】

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