日本ハム新庄剛志監督(52)がルーキーコンビの“風格”を絶賛した。「2番指名打者」で紅白戦にスタメン出場したドラフト4位明瀬諒介内野手(18=鹿児島城西)が1回の実戦初打席でいきなり遊撃内野安打。指揮官は「1年目でよう打ったわ。やっぱ堂々としている」。明瀬は「緊張しても何もならない。とりあえず強気でいこうと思った」と淡々と振り返った。

開幕ローテ候補でもある左腕根本からの初安打に、非凡なセンスを感じ取った指揮官は、ある思い出を口にした。「1年目に遠山さんって左ピッチャーの打席に立たせてもらって。138キロぐらいの真っすぐだったんすけど、どん詰まりのピッチャーゴロ。キレがあって149ぐらいに見えましたよ」と振り返った。

ドラフト2位進藤勇也捕手(21=上武大)は3回無死一塁で快足五十幡の盗塁を阻む強肩を初披露。指揮官は「インコースの投げづらいとこ。でも地肩で刺した。五十幡君も少しスタート遅れたんですけど素晴らしい送球」。4投手を無失点に導き「リードも面白い。(開幕マスクは)ちょっと悩むかな」。球団として78年ぶりの新人開幕スタメンマスクへ進藤は「課題も出ているので1つ1つつぶしていって、もっといいアピールができるように」と、気を引き締めた。【永野高輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧>>

【キャンプ写真特集】伊勢エビ、牛乳…/撮るキャン!