俺もいる!DeNAドラフト2位右腕の松本凌人投手(22=名城大)が宜野湾キャンプ入りして初めて実戦形式のライブBPに登板し、独特フォームで惑わせた。ゆったり左足を上げ、2段モーションのサイドスローから最速149キロ、平均147キロの剛球をゾーンに投げ込んだ。

関根には外角直球を左前に運ばれたものの、打者6人に23球を投げ、安打性の打球は1本で2奪三振。「ゾーンに強い球を投げる取り組みができたので良かった」とうなずいた。オースティンら右打者にはナチュラルにシュートする直球と40センチ近く曲がるスイーパーで封じ込めた。左の柴田からはシンカーで空振りを奪うなど、左右への異なる攻め手も上々。三浦監督からも「小さくまとまって欲しくない。あのままガンガンいってほしい」とリリーフ要員として期待された。

同期の躍動に奮起した。前日10日の紅白戦では度会、石上、井上の新人野手3人で7安打9出塁。先輩投手とモニターで観戦しながら重圧も高まった。「自分だけストライク入らんかったらどうしようかなと…」と緊張にも動じず、初の実戦形式で存在感を示した。【小早川宗一郎】

【関連記事】DeNAニュース一覧