阪神は12日、2日連続となる沖縄・宜野座での1、2軍合同紅白戦を終えた。阪神育成ドラフト2位の福島圭音(けいん)外野手(22=白鴎大)が途中出場から適時打に盗塁も決め、支配下登録へアピール。投手は2軍キャンプメンバーを中心に登板した。岡田彰布監督(66)の一問一答は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇

-才木は出遅れていた分、ホッとしたところは

「まあ。しゃあないわ。あれ。うん。(登板は)自分から言うたんかな。1イニングやけど。まあ、別に心配ないと思うけどな」

-ブルペンと同じ力を出すことは難しい

「フフフフ、鈴木か。どうしてもこう、抑えたい気持ちというかな。まあな。具志川でやってたら、こういう機会はしょうがないと思うけど。なあ。そらおまえ、あんだけボール、ボールになって、本人が一番悔しいと思うけど。それはやっぱり、ブルペンでな、俺が見に行った時、あんないいボールを投げとったのに、それを出せたらのお。まあ、まだまだそれはチャンスあると思うけどな」

-川原は

「今日よかった。インコースでな、2つくらい三振とったもんな。右の」

-直球で攻めていく姿勢があった

「だから、なあ。育成やけど、ピッチングコーチが2イニング投げさすくらいやから、やっぱりそらあな。いけるというあれがあったんやろな。でも、それはおまえ、川原、よかったよ。ストレート。ストレートで空振り取れとったからな。コントロールもだいぶようなってるよ。ばらつき、あんまりなくなってきたよな」

-2イニング目が特によかった

「右バッターの膝元でな、ストレートでな、三振2つ取ったんで。あれ、ええボールやったよ」

-福島の盗塁があった 「今日はあれや、ヒット打って、前が詰まってしまったからな。あれやけど。だからおまえ、最後、守りも何もないんやから。裏の攻撃やったからな。渡辺のとこで、塁出たら、(コーチが)行かせますかって。誰が出ても行かせなあかんやろ。こんなん渡辺が塁に出るかどうか分からへんやないか。またちんぷんかんぷんなこと言うてるなあって思って。誰でもええやん、守りに行く必要もないんやから」

-島田の臨時代走も監督の指示か

「そうや。若いのを行かせろって言うたら、島田が出てきたから、おまえ、若いのやって言うてんのに(笑い)。何をしてんの? そんなんおまえ、準備しとかなあかんやろ。(出塁したのが)ミエちゃんやのに。ストライクが入らへんのやから、ボール2ぐらいになったら、ヘルメットをかぶって用意しとかなあかんやん」

-福島は初球からいけた

「初球って言うても滑っとったな。佐藤(蓮)はクイックが速いからな。あれでもセーフになるんやから。スライディングも良かったもんな。アウトかなと思ったけど、最後、スライディングも良かったもんな。そんなん、俺らもスライディング姿を見るのが初めてやんか。どんなスタートを切るかも見てなかったわけやからな。(田中)秀太(2軍内野守備走塁コーチ)に走らせいって言うたのに、安心しとったんちゃう? ワンアウトになって、なんでおまえ三盗せえへんねん。何を安心してんねん。盗塁って二盗だけちゃうやろ? なあ。行かせようと思ったら(野口の)初球にデッドボールになったから。で、左バッター(高寺)になったから、行かせられへんやん。そういうところを臨機応変にせなあかんっていうことやなあ。でも、いい足してるで。あれは」

-スピードだけじゃなく盗塁の技術も合格点か

「だから、今日、走る姿を見るのが初めてやんか。本当やったら、昨日、見られたのにな。走れへんから。今日の朝のミーティングで、あいつ次のクールで1軍に上げるから(って言うたよ)。バッティングもええよって言うたよ、俺な。ハシケン(橋本打撃投手)が投げてて、おまえ、バッティングええやないかって。(担当スカウトの)平塚が言うてることは本当やったんやって言うたったわ。平塚がバッティングええって言うてたから、ホンマに良かったやんかって言うて。ほんなら、今日もちゃんと打ちおったやんか。今日の朝のミーティングで言うた。だから、糸原と原口と3人上げよう言うて。次のクールで。2軍で走ってもしゃあないからな。1軍のピッチャー、クイックとかのレベルで毎試合ええやんか。代走守備で、守備ええからな、肩もええからな。シートノック見とっても、あいつが一番肩ええよ。カットに投げるボールもな、強いボール投げてるの。ええやん、経験積ませたらええねん、オープン戦なんかおまえ、最初の方なんか練習試合にしてもな、最後な、代走出て外野の守備固めいう形から入ってもええわけやから。それからバッティングようなってもええわけやから。バッティングから入る選手とな、足、守備で入る選手と、そらいろんなタイプおるわけやから」

-この春に期待に応える姿見せれば背番号2桁も見えてくる

「まあそうやろな。可能性あると思うよ。今日、朝でも言うてた、あれもそうやろ、(オリックスの)茶野か。去年ずっと1番打っとったやんか、(背番号)3桁で。2桁なって開幕も1番打っとったやんか。そういうケースもそらあるやん、やっぱり。スカウトが見た目よりも思った以上にな、みんな中入ってやったらいい選手やったっていうの多いよ。可能性は、そらあるよな。何より武器があるいうのがすごいわ、これな。他の者にないものがあるわけなからな。(記者に)はよ走れ言うても、お前走れへんやろ。それはもう自分の武器なわけやからのう。そんなん練習して速なったっていうよりもな、それは小さい時から足はすごかったんやろうな。それは生かさんとな、チームとしてな」

-接戦の場面でベンチの武器にもなる

「そら当然なるなる。そんな本当の走り屋いうのはいないからな。昔の代走いったら絶対1球目2球目くらいまでには、絶対盗塁してセーフなるいう、そこまでの走り屋はおらんからな。足の速いのはおるけどな。走塁含めてうまい選手はおるけどな。本当の走り屋な。昔で言うたら広島の今井(譲二)さんとかな。あんなん絶対セーフになってたもんな。絶対初球とか2球目までに走っとったやろ。広島球場の走路固めとったけどな、その頃。スパイクが蹴りやすいようにかちかちに固めとったけど、それは本拠地の武器やからな。そういうスペシャルなやつがおったら、絶対チームとしてはプラスになるやん。あれ周東なんか、代走で盗塁王取ったんちゃうの、ほとんど。最初なんかおまえなあ、30何個。代走ばっかりやろ、あれな。そっから何か外野の、内野も守れて、レギュラーポジションを取るっていうな。そういう選手もおるからな、でも、現実におる」

-周東くらいになる可能性もある

「いやまだそんなん。それはあれやん」

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