球団初の連覇を目指す阪神は7日、毎年恒例の兵庫・西宮神社で必勝祈願を行った。

今年は岡田彰布監督(66)を始め、選手や球団関係者約130人が参加。ユニホーム姿の選手たちを見に、約300人のファンも駆けつけた。

必勝祈願後に取材に応じた岡田監督は自ら「連覇」と書いた絵馬を手に「ずっと言ってるように、今年はもう、この1つの目標しかないんで、とにかくね、みんなで連覇に向かって、シーズンをなんとか勝ち抜くというか、それだけですね」と気持ちを新たにした。

昨年は「アレ」と言ってきたが、今年は目標をはっきりと口にした。「連覇、だけ言いましたね。玉串(をささげる)の時は(笑い)」。昨季リーグ制覇、日本一を成し遂げ、次なる目標の連覇への思いは強い。

開幕まで約3週間。今は選手個人の調整の時間と、指揮官は泰然自若だ。「まだ全然チームとして野球してない。今は個人個人にみんなに任せて。打つとか打たんとか結果は出るけど、そういうことは気にしてない。もう少ししたらチームとして機能するように、チームとしてゲームに勝ちにいくというか」。徐々にチームとして仕上げていく。

「29日の開幕に向けて全員がね、一番最高の状態で持っていけるように。本当に楽しみな東京ドームになると思います」。開幕戦の29日巨人戦(東京ドーム)に向けて、笑顔で意気込んだ。