昨夏のワールドカップで日本代表の主力として活躍し、24年のパリ五輪出場に大きく貢献したバスケットボール男子日本代表の比江島慎(33)が、欧州代表との第2戦の始球式に登板した。

打席に入ったのは、交流のあるソフトバンク近藤。比江島は得意のスリーポイントを放るように、右から投じられた山なりのボールは、ワンバウンドで近藤の空振りを誘った。投球後には、ドヤ顔で3本指を突き出す「比江島ポーズ」も披露し、客席からは大きな拍手が起きた。福岡出身でソフトバンクファン。昨年10月1日のソフトバンク-日本ハム戦での始球式ではノーバウンド投球を披露した。それ以来の始球式で「また違った雰囲気の中でやらせてもらって、今回はより緊張はしたかなとは思うんですけど、でも精いっぱい楽しく投げられたと。良かったなと思います」と振り返った。

青学大出身。前日6日の第1戦では、同大学の後輩の西川史礁外野手(みしょう=3年)が、侍ジャパン初打席で初球を適時二塁打。豪快なデビューを飾った。比江島は「僕も大学4年の時に(日本代表に)入らしてもらったけど、その時はもう緊張しすぎたと言いますか、あまりその時はいいパフォーマンスが出来なかった」と自身の若かりしころを振り返り、初出場で2安打を放った西川について「僕では全然考えられないので、やっぱりそういう若い世代がどんどんバスケット界でも、スポーツ界でも貴重なので、頑張って欲しいです」とエールを送った。

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