侍ジャパンの6投手がパーフェクトリレーを達成し、井端弘和監督(48)が最高の形で強化試合を締めくくった。第2戦に起用した大学生3選手がそれぞれ攻守で持ち味を発揮。先発の関大・金丸夢斗投手(3年=神港橘)が2回4奪三振の立ち上がり。愛知工大・中村優斗(3年=諫早農)は自己最速タイの157キロを計測して3者凡退と続いた。

1番に抜てきした青学大・西川史礁外野手(3年=龍谷大平安)が2試合連続安打をマークした。骨折で欠場の明大・宗山塁(3年=広陵)を除く27選手を2試合で起用し、連勝。2連覇のかかる11月の「プレミア12」に向け底上げに成功した。一問一答は以下の通り。

 

-勝利で終え

「なかなか打線が点を取れない中で投手陣が踏ん張って素晴らしい投球をしてくれた」

-金丸、中村の好投

「どのピッチャーもストライク先行して、有利なカウントにして決め球を投げることができたのは素晴らしいのひと言。昨日あれだけストレートを強いバッターいる中で、投げ込めたのはこっちが思っていた以上のピッチングしてくれた」

-西川を1番に抜てき

「追い込まれてからのバッティングで、ノーステップに変えて強いスイングができていたのはこっちも驚いた。素晴らしいなと思いますのでこのまま成長していってほしい」

-守備も見せた

「打った瞬間やられたと思いましたけど反応してましたんで、さすが元ショートかなと。思いきりの良さと反応の良さだった」

-大学生が出場したことの意味

「プロ入って来る前の選手もこれだけの選手がいるんだと思いましたし、どんどん若い選手が出てくるのは野球界の底上げにつながった。入ってこなかった大学生にすごくいい刺激になったと思うんで、今年の大学、社会人、高校生も含めて非常に楽しみかなと思います」

-11月の「プレミア12」に向けて

「けがなくレギュラーシーズン送ってほしいし、いい成績を出してジャパンに入ってきてほしい」

【侍ジャパン】完全リレーで欧州代表下す 先発関大・金丸夢斗から6投手継投/ライブ詳細