新庄剛志監督(52)が試合後に、開幕ローテーション入りを競わせていた金村尚真投手(23)と新外国人右腕のパトリック・マーフィー投手(28=ツインズ3A)を中継ぎへ配置転換することを明言した。

この日はマーフィーが7回に登板し、1イニングを無安打無失点。金村は7日西武とのオープン戦(鎌ケ谷)で7回に登板し、1イニングを無安打無失点だった。この結果を受けて、2投手を中継ぎへ配置転換させるかと問われた新庄監督は「うん。はい、そうです」と即答。続けて、その狙いについて「中(ブルペン)の厚みを出そうと」と説明した。

現状で開幕ローテーションについて、新庄監督は4人が内定済みだと明かしている。ゴールデンウイークまで6連戦がないことから5枠の開幕ローテ。開幕投手を務める伊藤、本拠地開幕戦を任されるオリックスからFA加入した山崎の2人に加えて、昨季の開幕投手の加藤貴、3季ぶりに復帰して10日の楽天戦(静岡)に先発するバーヘイゲンと指揮官は明言済みだ。

残り1枠を巡って上原、北山、根本に、この日先発で5回無失点と好投した鈴木も「全然チャンスはあります」と新庄監督は言う。その中で、開幕ローテを争わせてきた金村とマーフィーを開幕時は中継ぎとすることで、長いシーズンを見据えて投手陣には開幕から余裕を持った起用も可能。「先発ピッチャーが6イニング、7イニングぐらいまで行ってくれたら、中継ぎは厚みが出てるんで」と計算している。

新庄監督は「今はそういう考えですけど、まだ開幕までちょっと時間があるんで、また変わるかもしれない」と前置きした上で「常にベストの状態を当てはめることしか考えていないです」と開幕から勝てる陣容を見極めていく。

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