3代目「雨男」ブラザーズ誕生!? 阪神村上頌樹投手(25)の先発予定ゲームが12日、2週連続で雨で流された。敵地ZOZOマリンでのロッテ戦は午前9時過ぎの時点で中止が決定。村上が前回先発予定だった5日の楽天戦(甲子園)も雨天中止になっていた。

これはもしや…。周囲に「雨男」の2文字がちらつく中、本人も自覚していたようだ。「ヤギさんと自主トレしたら、雨がちょっとうつったかな」。チーム屈指の「雨男」として知られる青柳に責任をなすりつけ? 思わず苦笑いだ。

「雨柳さん」こと青柳、昨季「大雨降太郎」とプリントされた球団グッズも発売された大竹も控える阪神投手陣。その3代目が村上なら「村上頌雨期」はどうか。ただ、本人は「自分じゃないです。そこは否定します。雨はヤギさんと大竹さんで十分」と首を横に振り、この日の雨雲の原因は後輩にありとした。「今日は門ちゃんが後ろにいたから、門ちゃんのせいやと思います」。

実は、この日2番手以降で登板予定だった門別も、雨を呼ぶ男。本人いわく、昨年の2軍戦は「雨で10回くらい先発が流れています」。いずれにせよ、虎の投手に雨男の形容詞がつくのは好投手ばかり。縁起は悪くない。

村上は13日ロッテ戦に中継ぎでスライド登板する予定。順調なら開幕ローテの一角として4月2日のDeNA戦(京セラドーム大阪)を託される方向だ。「火曜日の男」は2週連続で水曜日の登板となるが「(調整は)変わらないです」。その表情は決して曇っていなかった。【中野椋】

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