オイシックス薮田和樹投手(31=前広島)が16日、ヤクルト(戸田)とのイースタン・リーグ開幕戦の先発マウンドに立つ。試合前日はブルペンには入らず、軽めの調整で試合に備えた。開幕投手を務めるのは広島時代から通じても初。球団にとって歴史的な1戦に、経験豊富な右腕が先陣を切る。

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新たな歴史が刻まれるメモリアルゲームのマウンドに背番号23が立つ。9年在籍した広島時代から通しても初の大役に「カープでもできなかったことですし、そこを任せてもらえたことは光栄なこと」と喜びもかみしめつつ、「1歩目っていうのは非常に注目されていると思うし、今後のオイシックスの見られ方にも関わってくると思う。責任も感じてますけど、それを楽しみに感じながらプレーできればなと思っています」と覚悟を決めた。

14日にブルペン入りし、30球を投げた。試合前日の15日は、ブルペンには入らず、体のキレを出すアジリティトレーニングやストレッチなどで体を動かし、最後は軽めのキャッチボールで最終調整を締めた。「フレッシュになるべく近づけて試合に臨む」という広島時代からの変わらないスタイルで、淡々と開幕に向けて準備を進めた。

最速150キロを超える力強い真っすぐも徐々に威力を戻してきた。イースタン教育リーグでは2試合に先発登板し、まだ冬の寒さが残る3月上旬の試合でも140キロ台後半をマーク。9日のDeNA戦でも最長の5回を投げ、「良い状態」と手応えをつかんで開幕戦を迎える。

球団も新潟の野球ファンも心待ちにしていたシーズンがついにスタートする。「欲を言えば、勝って『オイシックスの試合をまた見たい』と思ってもらえることが1番。まずはなんとしてもチームに勝ちがつくような投球をしたい」。新潟の夢と希望を背負って、薮田が腕を振る。【大島享也】