阪神森下翔太外野手(23)が重くるしいムードを払拭した。0-0の8回2死一、三塁で、左中間に決勝の1号3ラン。苦しんだ昨季日本一チームに今季初勝利をもたらした。

初戦、2戦目とも0封負けと打線が沈黙。してきた猛虎打線。この日も巨人高橋礼(28)からわずか1安打と手が出ず、7回まで計25イニング「0」が並んだ。開幕からの連続無得点のセ・リーグ最長記録を更新した。8回にようやく打線が目覚めた。

岡田彰布監督(66)は森下の一打をベンチで大喜び。「久しぶりに点入ったなあと思ってますよ。スリーランだし、そういう意味で大きかった。この3連戦の中では一番ええとこで打った」と、たたえた。

▼森下が先制3ランを放ち、開幕からの連続イニング無得点を25回で止めた。2年目の森下は通算11本目の本塁打となったが、先制が6本、同点が1本、勝ち越しが1本と、11本のうち8本が肩書付きの1発で、勝利打点付きのVアーチも6本。これで本塁打を打った試合は9勝1敗となり、勝利に直結する貴重な1発が多い。

【動画】阪神森下翔太、今季初安打がチームの25イニング連続無得点止める3ラン!虎党大興奮