苦しみ抜いた中軸が勝利を呼び込んだ。楽天島内宏明外野手(34)が「4番DH」でスタメン出場し、今季69打席目で初のタイムリーヒットを放った。

1-1の8回1死一、三塁。ロッテ3番手沢村の変化球を捉え、右翼フェンス直撃の2点適時三塁打。「安堵(あんど)感とかそういう気持ちの方が強かった」と胸をなで下ろした。

3打席目を終えてヒットは出ず、迎えた最終第4打席。初めて得点圏の場面で打席に入り、値千金の決勝打に。34歳のベテランが、シビれる場面で結果を出した。「初めて緊張した打席でしたね。あんまり緊張しないんですけど、ここまで打てないとちょっと感じるものがあった。1個成長できた」と充実感をにじませた。

【動画】楽天島内宏明が今季69打席目で初適時打 ロッテ沢村から右翼フェンス直撃2点三塁打