ロッテが強い、強すぎる。「日本生命セ・パ交流戦」の阪神戦で、史上初めて4戦連続で追いつき延長戦へ。1-2の9回2死から友杉篤輝遊撃手(23)の適時二塁打で同点とし、延長11回2死二塁で途中出場の愛斗外野手(27)が、サヨナラの二塁打を右翼へ放った。チームは4試合続けて9回に追いつく歴史的な粘りで、4分け挟み11連勝。2戦連続のサヨナラ勝ちで、本拠地を沸かせた。

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試合を決める右越え打を放った愛斗は、二塁を回ると満面の笑みで仲間たちと抱き合い、喜びを分かち合った。昨年12月に現役ドラフトで西武から入団。初めて、歓喜の輪の中でウオーターシャワーを浴びた。「水じゃないやつがいたので、ちょっと探します」と笑ったが「やっとロッテの一員になれた。感動しました」と胸の内を明かした。

同じ失敗は繰り返さない。追いついた直後の9回2死二塁。一打サヨナラの場面で代打出場したが結果は空振り三振。試合を決められなかった。11回の2死二塁では「『今度は絶対に打つ』という気持ちで(打席に)入りました。福浦さんと村田さんから『甘いとこだけを打って行け』という指示があったので、それが冷静にできた」と2人の打撃コーチに感謝し「芯に当たったので越えると思いました」と振り返った。

「大好き」と公言する趣味はゴルフだ。プロ1年目からハマり、今春のキャンプでもオフの日にチームメートと出かけた。自己ベストは81(2月22日時点)。かなりの上級者レベルだ。「目指している数字とかはないです。それより野球を頑張らないと」。普段から、芯で捉えるのは得意なのかもしれない。

チームは4試合連続で土壇場の9回に追いつく、驚異的な粘りを見せている。吉井監督は「粘りが出てきて、それぞれ自分の出来ることに集中してやってくれている」と選手たちをねぎらった。

ただ、満足はしていない。「結果的に勝ち切れたんで良かったんですけども、細かいところを見るとかなり隙がある。打つ方も投げる方も、隙のあるゲームだった」と反省点を挙げた。これで、15試合連続負けなし。1試合ごとに強くなっている。【星夏穂】

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