ソフトバンクが今季22度目の逆転勝ちで、球宴を挟んで今季8度目の4連勝を飾った。優勝マジック点灯こそ持ち越しとなったものの、オリックスに3連勝で7月の勝敗は10勝9敗。首位独走の歩調が完全に復調した。
立役者は1番今宮だった。1点を追う3回。2死三塁から中前にしぶとくはじき返し試合を引き戻すと、5回2死一、二塁から曽谷の直球を中前に運び、勝ち越しタイムリー。「まっすぐをしっかり捉えることができた」と納得の一打を笑顔を振り返った。1打席目は見逃し三振。「シンカー系の球を引っ張った方がいいと思っていたが、打てないと思った」と思考チェンジ。引っ張りから中堅方向への打撃スタイルに変更し、2本の適時打につなげた。この3試合は1番遊撃で先発出場。前日(27日)まで7打数1安打に終わっていただけに、リードオフマンとして面目躍如の活躍だった。
トドメは主砲山川の1発だった。2点差の6回。先頭で豪快なアーチを左中間スタンド中段に運び去った。2番手鈴木のツーシームを完ぺきに捉える16号ソロ。飛距離130メートル、打球速度176キロのビッグアーチで勝負を決めた。「自分のスイングでいい打撃ができました」。初戦に続く快弾に「どすこいポーズ」を決めて超満員のファンを沸かせた。本拠地弾は8本目。みずほペイペイドームで山川がアーチをかければ無敗の7戦全勝だ。
7月に入って失速したチームだったが、球宴後は再び息を吹き返した。2ケタ安打は今季32度目。貯金も今季最多タイの29とした。
「今日は今宮ですね。得点圏でしっかりいい働きをしてくれた。山川も久しぶりに会心のホームラン。山川にしか打てないような(打球の)速さと、角度だった」と小久保監督も2人の打のヒーローをたたえた。さらなる首位独走に向け、炎暑にも負けない熱気ムンムンの戦いが戻ってきた。【佐竹英治】
◆ソフトバンク30日マジック点灯の条件 ソフトバンク○で日本ハム△または●=ロッテ○でM42、△または●でM41。ソフトバンク△で日本ハム●=ロッテ○または△でM42、●でM41が点灯する。



