阪神門別啓人投手(20)が1球に泣き、またもプロ初勝利はお預けになった。通算3度目の先発に抜てきされたが0-0の3回、末包に先制決勝の2点二塁打を浴び、5回2失点。代打を出された6回は、味方の反撃も1点止まりで2敗目を喫した。
「粘って投げられたのでよかったですが、末包さんへの1球が…」。2死二、三塁で内角を狙った145キロが逆球に。右中間を破られた。「間違ったとしても内角にボール球を投げないと。打たれる可能性がない方のミスならよかった。詰めて、練習したいです」と悔やんだ。
今季初先発した5月3日巨人戦(東京ドーム)は3回6失点で降格。6~7月には背中の故障で1カ月間、試合から離れた。盛り返してつかんだ登板だった。
地元の北海道日高町ではこの日、5月に続いてパブリック・ビューイングを開催。富川公会堂で約30人が声援を送った。法人、世帯ごとに申し込む後援会会員は順調に増えて195件に。地元からもチームからも、高い期待を受けている。
4回、5回は力強い直球をどんどん投げ込んだ。「初回からああいう自分のリズムで投げられたら良かった」と前を向ける材料も。貴重な1軍経験を肥やしにするしかない。【柏原誠】
▽阪神坂本(先発の門別をリード)「粘りながら投げてくれた。結果的に(3回は)試合が決まる1本になってしまった。いろいろ勉強もあると思う」



