ライバル校がともに開幕連勝発進した。東北福祉大が東北大に10-1の7回コールド勝利。大内海斗内野手(4年=高川学園)が先制打を含む3安打4打点の活躍。頼れる4年生が、チーム計12安打10得点の着火剤となった。仙台大は宮教大に4-0で完封勝利。先発の佐藤幻瑛(げんえい)投手(2年=柏木農)が、7回11奪三振の無失点投球で流れを呼び込んだ。
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「本当に頼れるバッターです」。山路哲生監督(58)が絶大な信頼を寄せるのが6番大内だ。3回まで沈黙が続いたが、4回無死一、三塁で中前適時打を放ち、先制点をもたらした。「序盤に得点できずに苦しい場面で先制点を意識していたので、打てて良かったです」。その後も2打席連続二塁打と勢いは止まらなかった。開幕2戦で7打数5安打5打点、打率7割1分4厘に「絶好調です!」と笑みがはじけた。
集大成の秋となる。高川学園(山口)時代の高3の夏は、新型コロナウイルスの影響で甲子園を奪われた。当時は全く実感が湧かなかった。代替で開催された山口県の独自大会に優勝した。さらに翌年に後輩が甲子園に出場。「『自分たちもあの舞台に行けたんだな…』という悔しさがこみ上げました」。
心機一転、山口から遠く離れた東北の地で大学野球の門をたたいた。初めて地元を離れ、不安の中で支えになったのは、東日本国際大・中村龍之介外野手(4年)の存在だった。高川学園リトルシニアから高川学園まで6年、ともにプレー。実家も自転車で20分ほどの距離にあり、野球以外でも仲がいい。頻繁に連絡を取り合い、親友、時にはライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)してきた。
「(高校で)悔しい思いをした分、大学で頑張ろう」と、がむしゃらに過ごしてきた。3年春から主力の座をつかみ、同年にはベストナインにも選ばれた。そして迎えた大学ラストイヤーの秋。「まずは全勝優勝して、(明治神宮大会の)代表決定戦も勝って神宮に行きたい」。最高の幕切れを飾る。【木村有優】



