慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)が11日、横浜市内の同校グラウンドで報道対応し、プロ志望届を提出したことを表明した。

前夜、思いを込めて記入したという。練習後、晴れやかな表情で話した。

「大学から野球を始めて4年間やってきて、本当にラストイヤーというところで、自分の中で『挑戦』と『覚悟』というところが一番大きいですし、あとはシンプルに、父親である清原和博という背中を見てきて、やっぱり夢のある舞台ですし、挑戦できる環境に感謝しながら、最後の秋を経て、人生の中で一番大きな決断をさせていただきました」

プロ通算525本塁打を誇る清原和博氏(57)の長男である清原は、小学校では「麻布クラブ」で少年野球をプレーしていたものの、中学時代はバレーボール部、高校ではアメリカンフットボール部に所属。大学で硬式野球に挑戦し、春季リーグ戦では4番打者に座るまで成長した。「日本にもマルチスポーツの文化を広めたい」という夢も持っている。

決断には家族との相談も重ねた。「不安要素だらけで最初は悩んで寝れない日もあった」と明かす。「両親も弟も僕の決断を最優先してくれたので。親として考えることは本当に多くあったと思うんですけど、何日も相談し合って、お互い熱くなる時もあったんですけど、最終的には僕の意見を尊重して支えてくれています」と感謝を口にした。弟の勝児選手(慶応高3年)からは「正吾のことを本気で応援する」と言われ「ちょっとウルッときました」と振り返る。

今年の年明けからNPBへの夢を口にし、春季リーグ戦では13試合に出場し打率2割6分9厘、7打点をマーク。本塁打はなかったものの、安定した一塁守備も光り、ベストナインに選出された。この夏はインサイドアウトのスイングを徹底して身につけ、東京6大学野球連盟選抜の一員として8月31日の日本ハム2軍戦(エスコンフィールド)では日本ハム山本晃から左翼フェンス越えの本塁打も放った。

秋季リーグ戦は14日に開幕する。清原はNPB関係者にアピールしたいところとして「技術はもちろんなんですけど、一番見てもらいたいのは明るさと元気です」と白い歯を見せた。【金子真仁】

 

◆清原正吾(きよはら・しょうご) 2002年8月23日生まれ、東京都出身。少年野球時代に東京ドームでプレー経験あり。慶応普通部(中学)ではバレーボールに、慶応高(神奈川)時代はアメリカンフットボールに挑戦し、硬式野球は大学から始めた。2年の秋季リーグで初出場。春季リーグでは一塁以外に二塁、外野での出場も。通算18試合で61打数15安打5二塁打0本塁打7打点。186センチ、90キロ。右投右打。