立大が「清原シフト」を決め、慶大から16年春以来の勝ち点を挙げた。

慶大の4番清原正吾内野手(4年=慶応)に対し、大胆な守備シフトを敢行。要所で安打性の打球をアウトにするなど1安打に抑え、虎の子1点を守り抜いた。打っては0-0の6回1死二塁。守備から途中出場の1番北田峻都外野手(3年=報徳学園)が先制の殊勲打。投げては小畠一心投手(3年=智弁学園)が中1日で8回無失点と好投した。

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立大守備陣が、迷うことなく動いた。1回表、2死三塁。いきなりのピンチで4番清原を迎えると、二塁手の立大・田中祥都内野手(4年=仙台育英)が定位置から離れ、二塁ベース後方に回った。一、二塁間はがら空きになったが、おかまいなし。これがデータ班と話し合って決めた「清原シフト」だった。

カウント2-1からの4球目。清原が放った中前に抜けるかという打球は、二塁手田中祥の方向へ。難なく二ゴロに仕留めて、無失点で切り抜けた。慶大の中心に座る清原を封じたことで、チームが勢いづいた

3年生エース小畠も燃えた。バッテリーでは、清原対策で内角を強気に攻めた。開幕戦で先発を任され、チームは延長11回でサヨナラ勝ちしたが、小畠は6回4失点(自責2)と自身に納得はいかなかった。「絶対にやり返してやる!」と丁寧に投げ込み、8回4安打無失点。戸丸秦吾捕手(4年=健大高崎)は「しっかり小畠が投げきってくれて、リードもイメージ通りにできた」と振り返った。

春は4回戦までもつれ込んだ末に落とした慶大からの勝ち点を、8年ぶりに手にした。これを弾みに、17年春以来のリーグ優勝へ駆け上がっていく。【佐瀬百合子】