敵はDeNAだ。阪神岡田彰布監督(66)がCS突破を目指し、きょう3日のレギュラーシーズン最終DeNA戦(横浜)も本気モードで戦う。2位でのCS出場が決定しているが「消化試合じゃないよ」と強調。この日3位でのCS進出を決めたDeNAの先発予定は、CS第3戦も見込まれるケイとあって、より目の色が変わる。フルメンバーを出場させて、助っ人左腕撃ちの予行演習を決め、CS突破へ弾みをつける。
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消化試合-。その言葉を聞くと岡田監督は、即座に否定した。「いやいや、消化試合じゃないよ」。すでに2位を確定させ、2年連続CS出場も決定。だが3日のシーズン最終DeNA戦は、単なる1試合ではないと力を込めた。
「だって向こうはケイが投げてくるんやろ? 3戦目にくるかもわからんのに。そんなん、消化試合じゃないよ。だって、また対戦せなあかん相手かもわからんのに、消化試合にはなれへんよ」
甲子園で午前11時からの全体練習を終え、ベンチで取材に応じた指揮官。12日から甲子園で戦うCSファーストステージの相手がDeNAに決まったのは約8時間後、ナイターで4位広島に敗れてのことだった。だが、昼間の時点で、視線はすでに先の先を見据えていた。
3日先発予定のケイは、CS第3戦でも先発してくる可能性が高い。「明日ケイ投げてくれるから、どんなんか」。対助っ人左腕は今季2度対戦し1勝0敗で、10回1/3で7得点を奪っている。嫌なイメージはない。投げてきてくれるなら、逆にもっと嫌なイメージを植え付けたい。むしろCSの予行演習ができる絶好の舞台と、うなずいた。
DeNAはCS第1戦から東とジャクソンを送ってくることが予想される。エース東はもちろん、岡田監督はもう1人の助っ人の警戒も忘れない。「ジャクソンはようなっとんな。終盤にきてな。球威あるからな、高めのな」。夏場までは失点がかさむことも多かったが、8月8日の中日戦から8戦負けなしの4勝。阪神戦は1勝1敗だが、上り調子の右腕もしっかりしていることを明かした。
ケイ撃ち予行へスタメンも不動だ。「最後、スタメンは普通でいくよ。(試合を通して)全部使わへんけど」。1番近本、2番中野から森下、大山、佐藤輝の中軸へ。ケイの球筋も確認しながら、攻略に向かう。
「(CSは)1年間の総決算やからな、結局は。Bクラスやったらないわけやから。勝てんかったけど、そういうチャンスがあるわけやから、今は」。リーグ連覇はならなかったが、次なる目標は2年連続日本一。CSを勝ち抜くためにも、DeNAに虎の脅威を印象づける。【磯綾乃】
▼阪神は今季のDeNA戦はほぼ互角の、12勝11敗1分け。甲子園では5勝4敗と勝ち越している。3日も勝てば2年連続のカード勝ち越しと、ヤクルト、中日に次ぐ今季3球団目の勝ち越しが決まる。本塁打は15本でヤクルト戦に次いでカード別2位の多さだが、防御率3・38はセ球団別でワースト。CSは投手陣の踏ん張りがカギを握りそうだ。
▼CSでは過去3度すべてファーストステージで対戦。敵地横浜で戦った19、22年は阪神が突破したが、ホーム甲子園で対戦した17年は阪神が敗退。今回は甲子園だが果たして。



