広島が11日、マツダスタジアム内でスカウト会議を行い、明大・宗山塁内野手(4年)を1位指名することを公表した。田村恵スカウト部長(48)は「純粋に今年の対象選手の中で評価した。決まっていることを隠すこともないですし、広島東洋カープとして誠意を見せる意味でも、この段階での公表となりました」と説明した。明大1年時から担当スカウトが追い続け、確かな能力と成長、今後の可能性も含め高く評価された。
宗山は地元三次市出身で広陵では18年夏、19年センバツに出場。明大に進学し、1年春からリーグ戦に出場。今春リーグまで通算75試合で98安打、打率3割3分4厘、8本塁打、48打点。今秋リーグでも5試合で打率3割3分3厘、2本塁打、7打点の好成績を残す。175センチ、78キロ。右投げ左打ち。
広島内野陣には、高い守備力と粘り強い打撃でショートのレギュラーを奪った矢野や侍ジャパンに選出された小園もいる。若い内野手が育っている中での1位指名に、田村スカウト部長は「その中に入っても遜色なくポジションを争える選手」と高評価する。
広島は22年に苫小牧中央の斉藤、昨年も青学大の常広を1位指名することを公表。斉藤は単独指名に成功し、常広は楽天との競合の末、契約交渉権を獲得した。今年も重複する可能性が高いが「そこは(くじを引く)新井監督に託したい」と田村スカウト。3年連続となる12球団最速の1位指名公表で、運命のドラフト会議当日を待つ。
▼広島が宗山の指名を公表し、明大選手の15年連続ドラフト指名が決定的となった。昨年までの14年連続指名はドラフトの同一チームとして既に最長(2位は11~21年JR東日本の11年)。明大からは宗山の他に浅利太門投手、池田凜外野手もプロ志望届を提出している。
◆広島のドラフト指名公表 過去の大学生では14年有原航平(早大)16年田中正義(創価大)19年森下暢仁(明大)23年常広羽也斗(青学大)がいる。森下は単独指名。有原、田中は競合抽選で外れ、常広は楽天との2球団競合の末、抽選で交渉権を獲得した。
◆宗山塁(むねやま・るい)2003年(平15)2月27日生まれ、広島県三次市出身。三良坂少年野球クラブで野球を始め、中学時代は高陽スカイバンズでプレー。広陵(広島)では1年夏からベンチ入りし、甲子園に2度出場。東京6大学リーグ通算104安打、10本塁打を放ち、史上12人目の100安打、2桁本塁打を達成。2、3年時に大学日本代表。175センチ、80キロ。右投げ左打ち。



