「第20回関東地区大学野球選手権」が4日、横浜スタジアムで開幕する。20周年を記念して、例年の上位2校に加え、関東5連盟で1校ずつ枠が増え、全15校が熱戦を展開する。同大会を勝ち抜いた上位2校が明治神宮野球大会(20日から6日間)の出場権を獲得する。出場校の注目選手を紹介する。
【創価大/東京新大学1位】昨年9回16奪三振も、今なお残る悔しさ
創価大・森畑侑大投手(4年=創価)
昨年の悔しさを晴らす時がきた。3年秋のリーグ戦では6戦6勝をあげ、MVPに輝いた最速149キロ右腕。昨年の関東地区大学野球選手権では初戦の山梨学院大戦に先発し、得意のフォークボールとカットボールを操り9回で16奪三振を挙げた。延長戦の末に敗れた悔しさは今なお消えることはない。今年は「優勝。去年の16奪三振を超える。防御率0点台」と、強い気持ちで具体的な目標を掲げて臨む。
【共栄大/東京新大学2位】今春MVP 打撃勝負強さUP
共栄大・比嘉久人捕手(4年=八重山)
チームの要として、春秋連続の全国大会出場を目指す。今春はMVPを獲得し、リーグ優勝に貢献。全日本選手権出場では初戦敗退だった。チャンスの場面を想定して、決まるまで練習するケースバッティングに力を入れ、打撃の勝負強さがアップ。今秋も4番としての役割を果たし、打率3割7厘をマークした。目標は「創部初の神宮大会出場」と力強い。
【杏林大/東京新大学3位】150キロ右腕、初動負荷トレに手応え
杏林大・松本悠希投手(3年=細田学園)
粘り強さが持ち味の最速150キロ右腕。今秋リーグは7試合に登板し4勝2敗。28奪三振、防御率1・69と安定した結果を残した。リーグ戦は3位となり「優勝できなかったので、その悔しさを関東大会優勝で果たしたい」と言う。新しく取り入れた初動負荷トレーニングは手応えあり。「4年生とできる最後の野球なので、1日でも長くプレーできるようにチームに貢献したい」と意気込んでいる。
【国際武道大/千葉県大学1位】今秋MVP、チャンスは全部任せろ
国際武道大・渡部海夢外野手(4年=東海大甲府)
打線をけん引する左の強打者。今年は毎日の体幹トレーニングを欠かさず、打球の飛距離と速度がアップ。今秋リーグ戦では打率3割8分8厘、2本塁打をふくむ13打点を挙げ、打点王とベストナイン、MVPを獲得した。「チームメートと少しでも長く野球がしたい。攻撃は俺が中心となって引っ張る、チャンスは全部任せろ、という強い気持ちで関東のレベルの高い好投手に立ち向かいます」。
【中央学院大/千葉県大学2位】4年間で21勝、成長し続ける右腕
中央学院大・清水一真投手(4年=共栄学園)
4年間でリーグ44試合に登板し、21勝とチームを支えてきた。初動負荷トレーニングを取り入れ、スプリットを磨くなど、成長し続ける右腕。21年の明治神宮大会では、現オリックスの古田島ら層の厚い投手陣の中で1年生ながら準決勝、決勝に登板。チームの初優勝に貢献した。歓喜の瞬間を味わった神宮へ、もう1度。「全試合に登板して、優勝に貢献したいです」と意気込む。
【城西国際大/千葉県大学3位】3季連続ベストナイン「大事な場面で1本を」
城西国際大・菱田万尋外野手(4年=松商学園)
感謝の思いを込めてグラウンドに立つ。3年の春秋、4年の春と3季連続でベストナインを獲得。6月には大学日本代表の選考合宿メンバーにも選出され、紅白戦で適時打を放った。学生野球を締めくくる大会へ、家族やチームメートへの思いを胸に「いい仲間と巡り会えたので、優勝という結果で次につなげたい。走攻守全てでチームの軸となり、大事な場面で1本を出したい」と話す。
【白鷗大/関甲新学生1位】6戦5勝の「ミスターゼロ」
白鷗大・松永大輝投手(3年=東海大菅生)
“ミスター0”の名前を再び響かせる。2年春のリーグ戦では36回を投げて防御率0・00をマークした最速148キロ左腕。今秋も6試合に登板して5勝と結果を出している。腹圧のトレーニングを新たに始め、腰痛や体幹にも効果が出ているという。1回戦の帝京大戦を見据え「まずは初戦に万全の状態でいけるように頑張ります。チームが勢いづけるようなピッチングをしたいです」と話した。
【上武大/関甲新学生2位】巨人ドラ3位スラッガー、3連覇への誓い
上武大・荒巻悠内野手(4年=祐誠)
巨人からドラフト3位指名された左打ちのスラッガー。今秋リーグ戦では2本塁打を放つなど8打点を挙げ、打率4割5分8厘をマークした。一塁と三塁を守れる上に、今秋は二塁手でベストナインを獲得した。「(関東地区大学野球選手権)3連覇を果たし、神宮大会へ出場したい。打撃面ではランナーを多く返し、打点でチームに大きく貢献したい」と3年連続7度目の優勝を目指す。
【新潟医療福祉大/関甲新学生3位】28年ぶり記録更新の打率5割超、悲願へ
新潟医療福祉大・熊倉健太外野手(4年=横浜商)
自慢の打撃を、関東の舞台で披露する。今春リーグ戦では首位打者と最高出塁率の打撃2冠を獲得。打率は5割7分1厘で、シーズン記録を28年ぶりに更新。今秋、チームは創部12年目で悲願の初優勝は達成できなかったが、17季ぶりに上武大から勝ち星を奪うなどV争いに食い込んだ。次は、初出場の関東地区大学野球選手権。勢いに乗って「一戦必勝で、神宮大会に出場したい」と意気込む。































