日本ハムの先発6枠目を懸けた争いが、2球場で展開された。15日、ドリュー・バーヘイゲン投手(34)がソフトバンク戦に登板し、5回6安打1失点と好投。走者は背負いながらも無四球と安定感を見せ、強力鷹打線を抑えた。一方、イースタン・リーグ開幕のロッテ戦(鎌ケ谷)に登板した福島蓮投手(21)も、藤原、角中ら主力が並ぶ相手に5回2安打無失点。無四球で7奪三振と好アピールとなった。
◇ ◇ ◇
福島が思わずほおを緩ませた。4回2死一塁、ロッテ角中への3球目。カウント1-1からの135キロチェンジアップで空振りを奪った。オフに試行錯誤を重ねてきた球種。新球の手ほどきを受けてきた金子2軍投手コーチには試合後、「ニヤニヤしてただろ」とツッコまれた。手応えを感じた右腕は「今日の感じだとよかったですね。思ったより(打者の体が)前に出てくれた」と声を弾ませた。
先発ローテ入りへ、安定した投球を続けている。キャンプ中から始まった実戦は、計15回を投げて3四球1失点。好投を続けるポイントは、今季から導入した「バランスピッチング」だった。キャッチボールで力感を込めるのではなく、マウンド同様の傾斜を使い、軽めのピッチングを日々繰り返す。「登板前日は軽く10球とか。あんまり負担にもならないし、良い確認で良い作業かなと思います」と、好調をキープできている要因を語った。
支配下登録された昨年3月14日からちょうど1年が経った。この日の鎌ケ谷は気温10度前後で最速は148キロ止まりだったが、7三振を奪うほぼ完璧な内容が、成長を物語る。「どこかでチャンスが来たときに、いけるように準備していければ」と控えめだったが、その時は着実に近づいている。【黒須亮】
◆日本ハムの開幕ローテ争い 3月28日開幕西武戦の金村、4月1日本拠地開幕ソフトバンク戦の伊藤は公表済み。他に加藤貴、山崎、北山のローテ入りは決定的で、北山は開幕3戦目の3月30日西武戦が有力となっている。加藤貴は同29日西武戦、山崎は4月2日ソフトバンク戦の登板が濃厚だ。4月8日楽天戦からは6連戦となるため、6枠目を福島とバーヘイゲンが争っている。



