大航海を続ける新庄剛志監督(53)率いる日本ハムの“海賊打線”が爆発した。3点を追う6回に打者12人で6安打と相手失策も絡み一挙8点を奪い、連敗を2で止めた。開幕から15試合連続犠打ゼロで、95年西武の14試合を抜いて、2リーグ制後のプロ野球新記録を樹立した。勢いある打線に試合後の指揮官は「つながったねぇ~」と喜んだ。

6回1死満塁、4番野村の遊ゴロが相手失策を誘い、まず1点。なお1死満塁から5番レイエス、6番万波、7番石井が適時打を放ってロッテ先発の種市をKOすると、続く1死満塁で、2番手の横山から代打吉田が右中間へ走者一掃の適時三塁打。1死三塁から9番伏見の三飛は強風で目測を誤った相手の落球(記録は失策)を誘い、8点目を追加した。決勝打の石井は「(伊藤)大海が粘っていたので、何とか勝ち越してこっちのペースにもって来たいと思った」と振り返った。

海賊打線は全員が命をかけた勝負師の集団だ。指揮官は「入るときは入るから。意識付け? してない。自分たちでできている。後ろにつなごうというよりも、みんなボールに集中しようという打席が、つながった」。それぞれが目の前の敵を討つという強い気構えが、一気に爆発した。

新庄監督就任後、1イニング8点以上は22年5月1日以来2度目で、当時も同じZOZOマリンでのロッテ戦だった。昨季から8連勝と得意なマリンで快勝し、開幕からの敵地連勝は7。次はオリックスが打ち立てた、敵地8連勝の日本記録を狙う。【永野高輔】

 

▼日本ハムが開幕から15試合を消化して犠打が0。2リーグ制後、開幕から15試合連続で0犠打は95年西武を上回る新記録となった。なお、シーズン最少犠打数は50年松竹、同年南海の25個。

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