ソフトバンクの連勝が「4」でストップした。高卒2年目の前田悠伍投手(20)が、今季2度目の先発で5回途中5失点(自責3)。20歳初登板でプロ初黒星を喫したが、自己最多8奪三振と見せ場は作った。23年ドラフト1位左腕は次回登板での雪辱を誓った。2位日本ハムとのゲーム差がなくなったが、勝率の差で首位はキープした。

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20歳の前田悠は、すでに前を向いていた。「次の登板では、全球勝負球だというくらいの気持ちで投げたい」。敵地でプロの洗礼を浴びても、下を向いてはいられない。23年ドラフト1位で入団した未来のエース候補は、すぐさま次回登板での雪辱を誓った。

今季2度目の先発マウンドで5回途中5失点。2回にソト、池田に連打を浴びて無死一、三塁のピンチを背負うと、山口に左翼への決勝3ランを浴びた。1ボールからの2球目。127キロのチェンジアップが真ん中付近に甘く入った。「思っているよりもボールが高めに浮いてしまった。そこを捉えられてしまったのは、出力不足だと思います。低めにボールを集めることができませんでした」。5回は味方の失策が絡んで2失点。自責は3点でも、プロ初黒星を喫した。

大器の片りんは見せた。この日は直球が最速148キロを計測。8奪三振は、プロ3度目の登板で自己最多だった。「スピードも勝手に出てましたし、あまりズレがなかった」。ストレートには納得する部分もあるが「打たれていることに変わりないので。真ん中にいっても、高めにいってもファウルが取れるぐらいの真っすぐを磨いていこうかなと思います」と口元を締めた。成長への意欲の高い高卒2年目が、頼もしい。

小久保裕紀監督(53)も強風で有名なZOZOマリンでの初登板を考慮し「風の影響はかなりあったと思いますよ。初めてのマリンですぐに修正というのはなかなか(難しい)。球は悪くない。これはもう経験を積み重ねていくしかない。100%風が影響していた」ととかばった。

チームは連勝が「4」で止まり、勝利した2位の日本ハムとのゲーム差がなくなった。勝率の差で首位はキープも、6日の結果次第で陥落する。何が何でも連敗は阻止する。【只松憲】

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