日米通算200勝に王手をかけた田中将大投手(36)が赤ヘル打線にKOされた。大記録まで“あとひとつ”と迫ったが、敵地で打ち込まれ、2回6安打5失点で50球で降板した。3回の打席で代打を送れた。
立ち上がりの1回に末包に左越え適時打を許して先制された。味方から2点の援護を受けた直後の2回は先頭の坂倉に死球、菊地、佐々木に連打されて無死満塁のピンチを招いた。1死後に中村奨を打ち取るも、痛恨の遊ゴロ失策で同点にされた。なお、1死満塁から暴投で勝ち越しを許し、1死二、三塁からファビアンに左前2点適時打を浴びて、この回だけで4失点を喫した。
試合後は「本当に悔しい結果に終わりましたね。相手のバランスを崩しきれなかったなっていうところは、そこは大きな要因かなというふうには思いますね。もちろん、自分の細かなところっていうところもありますけど、じゃあそれはいつも完璧じゃないと抑えられないのかっていうのは問題だと思うので。結果的に総合的に、やっぱり相手がくらいついてきてるところが、そこら辺に関してのバランスを崩しきれなかったと。だからそこに関しては大きかったなと思います」と振り返った。
199勝目を挙げた前回登板の21日ヤクルト戦から中6日のマウンドだった。1週間の調整期間については「うーん、先週のことはなんかすごい昔のような感じがしますね。かといって別に登板の間がすごい空いて長いなって感じるわけではないですけど、でも先週、勝ったことを思い返すと、なんかちょっと結構前のことのようだなっていうふうな感じはしますね」話していた。
登板前は「いつも通りです。はい。いつも通り登板を迎える感じですね」と平常心を強調するも広島打線に砕かれた。プロ入りから日米通算429試合目での200勝達成はならず。大記録は次戦以降に持ち越された。次回登板について阿部慎之助監督(46)は「ちょっと、これから考えようかなと思います」と出場選手登録抹消を含めて未定とした。
◆今季の田中将の1軍登板
4月3日、中日戦=5回5安打1失点○(198勝目)
4月17日、DeNA戦=2回7安打6失点●
5月1日、広島戦=3回8安打3失点
8月7日、ヤクルト戦=5回2/3 3安打2失点
8月13日、中日戦=5回7安打3失点
8月21日、ヤクルト戦=5回3安打1失点○(199勝目)
8月28日、広島戦=2回6安打5失点●
◆200勝メモ 日本で200勝は08年山本昌(中日)まで24人が達成。日米通算で記録した日本人選手は05年野茂(デビルレイズ)16年黒田(広島)24年ダルビッシュ(パドレス)の3人。日米199勝の田中将があと1勝と迫っており、田中将の下には石川(ヤクルト)が188勝、岸(楽天)が169勝、涌井(中日)が166勝と続く。



