ヤクルトが明日30日にもセ・リーグ優勝の可能性が完全消滅する危機を迎えた。広島とのカード頭に敗れ、借金25となった。30日広島戦に敗れ、同日に阪神が勝利すると、虎を上回れなくなる。

試合は3安打で得点はソロの2発だけ。高津臣吾監督(56)は「ランナーが4人しか出ていないので。まず出塁すること。得点というよりも塁に出ることが大事。まず出塁というところを心がけないと。それがないと、なかなか点につながらない」とつながりを欠いた打線を敗因に挙げた。

広島先発左腕・森の変化球主体の投球に沈黙した。1番太田と4番村上以外は右打者を並べたが、7回途中まで1安打に沈んだ。3回は、先頭の北村拓己内野手(30)が右中間への二塁打でチャンスメーク。好機を演出したが、後続が続かなかった。

4点を追う7回に村上宗隆内野手(25)が11号ソロを放った。ただ4番の前にチャンスを演出できず、村上の一撃も空砲となった。9回2死では昇格即スタメンの浜田太貴外野手(24)が1号ソロを放ったが、反撃はここまでだった。

先発高梨裕稔投手(34)は立ち上がりから4者連続三振の絶好のスタートを切った。しかし、2回1死から四球を与えると、2死一塁から坂倉に左中間を破られる適時二塁打を献上した。

“守乱”でも自滅した。3点を追う6回1死一塁。高梨は羽月を併殺コースの二ゴロに仕留めた。だが、遊撃手・伊藤の一塁送球が高く浮いた。記録には残らないミスで併殺を奪えず、2死一塁と走者が残った。

嫌な流れで、さらなるミスが続いた。一塁走者・羽月が投球モーションの前に二盗を試みた。気配に察知した高梨は一塁にけん制したが、ワンバウンドの悪送球となった。ボールは右翼ファウルゾーン深くまで転がり、羽月に本塁生還を許した。記録は二盗と高梨の悪送球となった。

高津監督は「その前のゲッツーを取らなきゃいけないでしょうね。あれ(伊藤の送球)も悪送球、高梨も悪送球なのでね。それは点が入りますね」と嘆いた。

【関連記事】ヤクルトニュース一覧