プロ注目で大院大エドポロ・ケイン外野手(4年=日本航空)が堂々の開幕1号を放った。

「3番中堅」で先発。3点を追う4回先頭、初球の外角直球をとらえ、逆方向の右翼フェンスをオーバーするソロを決めた。「打った瞬間に入ったなと。あっち(逆方向)がよう飛ぶんです」と笑顔で振り返った。右手握力は80キロ。自慢のパワーでたたき込んだ。

今春リーグ戦開催中の4月下旬、左手の有鉤(ゆうこう)骨骨折でチームを離れた。5月中旬に患部を手術し、7月中旬に打撃練習を再開した。「振れるんですけど、前よりもスイングスピードが戻りきっていない」。明確な課題を解消するため、腹部や足元から速く振り切る意識に切り替え、さっそく結果を出した。

今秋のプロ志望届提出も明言した。「全部を売りにしています」と鼻息荒い。四球で出塁した初回2死一塁からは50メートル6・1秒の俊足で初球で二盗成功。「試合中にできることを考えています。1試合1試合、頑張ります」と納得顔だ。

この日は日本ハムを含む4球団のNPBスカウトが試合を視察。日本ハムの熊崎誠也スカウトはエドポロについて「能力のある選手なのは間違いない。次世代の長距離砲として期待しています」と評価していた。【中島麗】

◆エドポロ・ケイン 2003年(平15)7月2日生まれ、大阪市生野区出身でナイジェリア人の父と韓国人の母の間に誕生。北巽小では生野シニア、巽中では南大阪BBCでプレー。日本航空(山梨)では2年秋からベンチ入り。大院大では1年春からベンチ入り。趣味は、漫画(ONE PIECE・キングダム)を読むこと。目標とする選手はロナルド・アクーニャ(ブレーブス)。好きな食べ物はすし(エビ、サーモン、マグロ)。右投げ右打ち。190センチ、101キロ。