逆転Vを目指す日本ハムが再びアクシデントに見舞われた。オリックス戦が行われる京セラドーム大阪にチームが到着したのは、当初の試合開始時間から4分遅れの午後6時4分だった。東京駅から乗車した新幹線が、台風15号の影響で大幅遅延。午前10時半発の移動便は70分遅れで出発し、静岡駅で急停車。運転見合わせの時間は2時間22分に及び、選手らは新幹線内缶詰め状態だった。

その間にチームとは別で大阪へ空路移動していた新庄監督は、自身のインスタグラムで「新幹線が止まってまた練習が出来ないかもだから、ストレッチは新幹線で頼む」とスタメンを発表した。この日と同じ大阪遠征だった8月1日も空路移動トラブルが発生。その時と同じ対応で選手たちに心構えだけはさせたが、約7時間の長時間移動を強いられた野手陣は、攻守で踏ん張りが利かなかった。

異例の1時間半遅れでスタートした時点で首位ソフトバンクは7点リードだった。どんな状況でも絶対に負けられない試合でつくった最少の好機は3回1死三塁。五十幡はスクイズの構えもボール球でバットを引いた。しかし、三塁走者の山県が飛び出してけん制アウトで得点を奪えなかった。失点もミスからだった。5回1死一、三塁の場面で二盗を阻止しようとした捕手田宮が悪送球で先制点を献上した。

シーズンで2度も交通トラブルで試合開始が遅延するのを経験するのはプロ野球史上初の珍事。そんな荒波も乗り越えてこそ、9年ぶりのリーグ制覇への大航海はゴールに近づくが…。本当の正念場がやってきた。【木下大輔】

【日本ハム】また大阪遠征で試練…台風で東京→大阪7時間 バスで空腹満たしドタバタで試合突入