もはや広さは関係ない。DeNA筒香嘉智外野手(33)が確信の逆転3ランで試合をひっくり返した。2点を追う5回2死一、二塁、横浜高の先輩でもある中日涌井の内角低めのスライダーをすくい上げた。本塁打が出にくいバンテリンドームの右中間席中段へかっ飛ばした。「感覚は非常に良かったです。いける球はいこうと思ってたので、うまく反応できました」と仕留めきった。

8月終盤にあくまで新オプションとして始めた三塁守備は、宮崎の負傷離脱の影響ですっかりスタメンに定着。試合前には必ず膝を立てた状態でのハンドリング練習からスタートし、ノックでも前進守備や三塁線などあらゆる場面を想定して、じっくり時間をかけてきた。

内野になったことで、距離が近くなった投手や周りの内野手への声かけも増加。この日も3回に3失点直後、マウンドに集まった際に石田裕に「切り替えていこう。まだ崩れる試合じゃない」と声をかけた。筒香は「どう影響しているか分からないですけど自分ができることはやろうと思ってるだけ」と謙遜するが、三浦監督も「ベンチでも外野の時でも声かけしてくれてますし、サードでも距離が近いのでいいタイミングで声をかけてくれてます」と黒子の役割を評価した。

主砲の一振りでチームは今季最長を更新する6連勝。対中日最終戦を白星で締め、17勝8敗と貯金9で終えた。バンテリンドームでの連勝も28年ぶりに7連勝まで伸ばし、早ければ今日19日にもCS進出が決定する。2位巨人とも2ゲーム差に広げ「ホームの横浜スタジアムでのCS開催を決められるように、最後まで全力で戦っていきます」と筒香。勢いのままに連勝街道を突き進む。【小早川宗一郎】

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