ソフトバンク佐藤直樹外野手(27)が今季5号ソロを含むプロ初の4安打1打点を記録し、ポストシーズンへ猛アピールした。2点リードで迎えた8回2死。カウント1-1からの3球目、西武隅田の内角高め146キロ直球をフルスイングした。打球は左翼スタンドへ。「少し詰まったんですが『いってくれ』と思った。ギリギリ入って良かったです」と笑顔だった。

1打席目から快音が止まらなかった。3回に先頭で右翼へ三塁打、続く5回、7回もともに先頭で中前打を放った。好左腕から4安打の固め打ち。小久保監督も目を丸くし「隅田からあんなに打てるのに、他のピッチャーを打てないのが不思議でしょうがない」と冗談まじりに奮闘ぶりに目を細めた。

前夜にリーグ連覇を決め、チームは早くもポストシーズンに目を向けている。小久保監督は「今日からの試合はCSに向けてのメンバー選びの意味合いもある」とベンチで目を光らせる。佐藤直も「アピールをする立場」と現状を理解しているだけに「結果を出すことができて良かった」。19年ドラフト1位入団も23年オフに育成降格を経験。どん底からはい上がった苦労人が、短期決戦へ存在感を示していく。

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