今季限りで引退する阪神原口文仁内野手(33)が、レギュラーシーズン最終戦に出場し、約4年ぶりにマスクをかぶった。

7回2死一塁で代打で出場。力強いスイングで中飛を放った後、そのまま一塁の守備へ。サプライズは9回。原口が捕手の防具をつけてグラウンドへ向かい、同学年の岩貞祐太投手(34)とバッテリーを組んだ。

プロ入り時は捕手で、22年から内野手登録に変わった。21年9月19日巨人戦(甲子園)以来となるマスク。先頭のヤクルト内山に対し、四球を出したところでバッテリーごと交代。仲間たちがベンチ前に出て、盛大に出迎えた。

試合後の会見で、原口は裏側を明かした。

「サダ(岩貞)もいろいろ急いで作ってくれたと思う。試合の流れの中で急きょ決まったので。準備がうまくできない中で投げてくれた。見ていた人はなんで四球? と思うかもしれないけど、そういうことなので、許してほしい。頑張ってくれたので。マウンド行った時に本当に申し訳なさそうな顔をしていたけど、全然悪くないと。キャッチャーボックスに座れたということが。自分でもまさかだったので。配慮していただいて感謝です」

最後まで仲間や周囲を気遣う原口らしい優しさがあった。

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