近日中に腰の手術を予定しているソフトバンク中村晃外野手(35)が2日、来シーズンへ復活を誓った。今季は代打専任スタートも、チーム事情から一転。4番を務めるなど、116試合に出場した。チームのリーグ連覇に貢献するも、日本シリーズは欠場。慢性腰痛の影響から右股関節のコンディション不良で離脱を余儀なくされた。この日はみずほペイペイドームで治療などを行った。
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本拠地に姿を見せた中村は少し足を引きずっていた。「まずリハビリなので」。近日中に腰のヘルニア手術を受ける。競技復帰の時期は未定だが、12月中にランニングを再開できる見込みだ。現状を受け入れ、復活へ実感を込めて言った。
「また、しっかり全力でプレーできるように。今はそれくらいしか考えてないですね」
予期せぬアクシデントに泣いた。日本ハムとのCSファイナル第4戦。一ゴロを放って一塁を駆け抜けた際に一塁塁審と衝突した。グラウンドに頭を強打したため、試合中に救急搬送。「後頭部の打撲」と診断された。その際に持病の慢性的な腰痛も再発。「予想外でしたけど」。その影響で右股関節のコンディション不良で日本シリーズを欠場。阪神とのセ・パ頂上決戦を見届けることしかできなかった。「悔しさはあったんですけど、みんな勝ってほしいな、頑張ってほしい気持ちで見ていました」。牧原大は背番号7をつけた中村のユニホームを手に、歓喜の輪へと飛び込んだ。中村は「うれしかったです。みんな思い切ったプレーをしていたので。(日本一達成に)良かったなと思います」と目を細めた。
今季は代打専任スタートも、チーム事情から一転。シーズン途中には4番起用されるなど、116試合に出場。打率2割4分、3本塁打、34打点。一塁手としてのスタメン出場はチーム最多86試合だった。今季は主力に故障者が続出する非常事態に直面。それでも、リーグ2連覇を達成できたのはベテラン中村の存在があったからでもある。
5日で36歳になる。高卒で入団し、19年目のシーズンへと突入する。「最善の準備をして来年に入りたいと思います」と決意をにじませた。再びグラウンドに、万全の姿で立つ。【佐藤究】



